アルドーレ代表 木村友彦が日頃、考えていることや思うことを独自の目線で語ります。

2009/08/17
おくりびと
先日、表題の映画「おくりびと」のDVDを鑑賞しました。もう昨年の作品なのでネタとしては新鮮度は低いですが、あまりも感銘を受けたのでコラムに書くことにしました。

映画を見た方は内容はご存知でしょうが、本木雅弘さんが演じる主役の小林大悟がひょんなことから納棺師の仕事をすることになり、その中で様々な職業差別や奥さんの理解が得られず悩み苦しみますが、遺族から感謝される体験を積むことで仕事に誇りと信念が芽生え始め、最後は仲間や家族の理解を得ていくというストーリーです。生命の尊厳をテーマにしながらも、この映画のアプローチやメッセージの方法はとても新鮮でした。

実は過去の友人にこの仕事に近いことをしている人がいました。その会社の仲間の方々ともよく会っていたのですが、皆さん口を揃えて言っていたのが「職業差別」でした。家族の反対や仲間の理解不足、そのことで多かれ少なかれ皆さん悩んでいました。

しかし仕事に関しては皆が誇りを持っていました。その根源は「感謝して頂ける顧客」が存在していたからです。その感謝されることの喜びが彼らを奮い立たせていたのです。

この映画を観て身体に熱いモノが走りました。今、自分がモヤモヤと考えていることの悩みの答えがこの映画の中にあるような気がしました。自分のしたいことは何なのか、何をしている時に命が燃えるのか、自分の人生を何に捧げたいのか、誰を幸せにしたいのか、何のために自分は生まれたのか・・常に自らに問いを持ちながら答えを探していきたいと思います。
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