アルドーレ代表 木村友彦が日頃、考えていることや思うことを独自の目線で語ります。

2009/01/12
与えよ、さらば与えられん
取引業者さんから勉強になるお話を頂きました。
その方はビルメンテナンスの会社を営んでおられ、パチンコホール清掃業務のアウトソーシングを事業の1つとして運営されています。雑談から出た話でしたが、過去に自社の清掃スタッフが派遣先のホールで非人道的な扱いを受けて、辞めていくケースが幾度もあったとの話でした。過去は清掃業務の社会的認知度も低く、取引先からも軽視されるような扱いを受けたそうです。この経営者の方も何度も取引先から「おい!掃除屋!」と罵声を浴びせられたとも。

そんな業者さんの話を自分に当てはめてみました。う〜ん、過去に私も業者さんに横柄な態度を取ったり、軽視するような発言も多々あったろうな。。

例えば自社に派遣されている清掃スタッフさんは基本的に自店の周辺に住まれている方が大半です。つまり自店の地域住民の方です。過去は自店の顧客だったかも知れない、将来的に自店の顧客になるかも知れない、その人自身はそうではなくても、その人の家族・友人・知人はどうだろう? そう考えれば自店のアルバイトスタッフさんも同じですね。

社会人として筋の通った話で叱られるなら別ですが、人間は自分の価値を軽視するような扱いを受けた辛さや悔しさは簡単には消せません。もし、自分がそうなら「絶対、この店には客としては行かん!」って思うでしょう。逆に大切にされたなら雑巾のかけ方1つも力の入り方が違うでしょう。「どうせ行くなら他の店よりこの店で・・」と思うでしょう。その積み重ねがお客様や地域の信頼を得れる土台となります。

人は大切にされた時、自己重要感に満たされ、相手に感謝し、信頼関係が生まれます。人に大切にされたければ、まずは自分から人を大切にすること。昨年教わった言葉「与えよ、さらば与えられん」、継続したこの実践が人生目標達成の大きな糧となるのでしょう。


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