アルドーレ代表 木村友彦が日頃、考えていることや思うことを独自の目線で語ります。

2015/11/08
理不尽なシナリオ
警察庁はホール5団体に対し、現在市場で稼動している遊技機のうち、「メーカーからホールへ出荷した時点で、既に検定機と性能が異なる可能性のあるぱちんこ遊技機」について、該当遊技機を設置して営業を行うことは風適法違反のおそれがあるとして、「可及的速やかに」撤去を推進するよう求めた。※遊技通信ニュースより

今年6月に突然噴出した遊技釘の問題、今回の「検定機と性能が異なる遊技機」とは現在設置されている全機種のことを指すのか?それとも一部機種が抜粋されるのか?段階を追って撤去する予定のギャンブル性の高いMAX機ではない機種まで撤去しなければならないのか?

5年前の広告/イベント規制に始まり、営業における等価交換規制、今年のパチンコ/パチスロのスペック規制にパンドラの箱と思われていた遊技釘の規制・・・

この一連の流れはカジノ問題に絡んだ政治/官僚/一部メーカーの思惑に従った理不尽なシナリオだと思います。カジノを実現したい政治家とカジノとパチンコ業界に天下り先を確保したい官僚、巨大な利権にあやかりたい一部企業の思惑が複雑に絡まりながら、この数年の様々な規制によってパチンコ業界をコントロールしているように思えてなりません。

数年後には規制によって意図的に全国8000軒程度までパチンコ軒数を減少させ、カジノ法案と共にパチンコも大衆娯楽のギャンブルとして特別立法化させ警察庁が引き続き管轄、遊技台は封入式エコパチになり、一部メーカーは巨大な利益を確保している図式が思い浮かびます。

あくまで個人的な推測の域を出ませんが、私たちホールの知らないところで巨大な力が働いているのは間違いありません。
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