アルドーレ代表　木村友彦が日頃、考えていることや思うことを独自の目線で語ります。

今朝の新聞によると今年６月までの１年間に税務申告した全国の法人所得が５７兆円で過去最高との記事が掲載されていました。これまで最高だったバブル期の５３兆円を大きく上回り、日本の景気は完全に回復したともとれる数字です。

しかし、記事を良く読んでみるとバブル期とは中身が違うことに気づきます。この１年間で税務申告した法人は約２７９万法人、そのうちの３２．４％が黒字申告、逆に６７．６％は赤字申告です。バブル期は５０％前後の法人が黒字申告だったそうです。

つまり一部の大手企業のみが儲かっているだけで、７０％近い法人はまだ赤字に喘いでいるというのが実情です。

まだまだ日本の本当の意味での景気回復は時間がかかりそうです。しかし「危機こそチャンス」、我が社も守りだけではなく攻めの姿勢でこの難局を乗り越えます。

2024年11月