アルドーレ代表 木村友彦が日頃、考えていることや思うことを独自の目線で語ります。

2007/08/14
人事戦略
ここ数年の景気回復の影響で一時は5%を超えた完全失業率が3%台に回復、有効求人倍率も1.07倍と回復傾向です。新卒者は業種にもよりますが徐々に売り手市場になりつつあります。

このような要因もあってか我が社ではここ数年人材不足に悩まされています。パチンコ業界自体が衰退しているとの世評で、業界人の他業種への流出、そして学生/フリーターにおいてはパチンコ業界の将来を憂慮して就職先として避けられてる業界だとか。

ここ数年で我が社を退職した方のほぼ100%近くは他業種へ再就職しています。また過去では我が社の社員のほぼ大半がアルバイトスタッフからの社員登用でしたが、最近ではこのケースはとてもレアになっています。

一部の大手では新卒者の採用を定期的に進めています。また最近では人材バンクに登録してる方の中途採用が増加しています。

我が社では以下のような理由から新卒採用と人材バンクによる中途採用に消極的でした。
?前提として我が社では新卒者を採用しうる器(システム)がない。
?大卒であろうと中卒であろうと仕事をするのに直接は関係ないと考えている。
?一部の新卒者を幹部候補のように大事に扱うのはいかがなものか。
?人材バンクという採用手段/方法がデジタルっぽく感じる。採用はアナログでありたい。
?人材バンクへ成功報酬として支払うフィーが高すぎる

このような理由もありますが、基本的に今までは就職情報誌だけの掲載で人材は獲得できていましたし、アルバイトスタッフからの正社員登用を理想としていたのが最大の理由です。

しかしこの数年の環境変化から自分の今までの考えを改めようと考えています。自分の考えを貫いて人材を確保できれば何も問題はありませんが、結果として慢性的な人材不足が解消できない現在、自分が考えを変化させて対応せざるを得ません。今後は代表者である自分が会社の人材獲得の営業マンとなる必要性を感じています。

我が社も最近では人材バンクを活用しています。今月も新たな社員を人材バンクによって迎え入れることができました。新卒採用も我が社なりの考えを持った上で検討しようと考えています。

時代は変わったなぁと実感します。就職先を探すのもネットでデジタルが主流です。我が社も手法は時代に合致した人材確保戦略を取ろうと思いますが、人間関係はどこまでいっ
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