アルドーレ代表 木村友彦が日頃、考えていることや思うことを独自の目線で語ります。

2007/06/20
パチンコ業界と消費者金融
帝国データバンクの発表によると5月のパチンコ関連企業の法的整理をした数は11社で今年最高だったようです。解説では業界が不況に陥った原因として台の規則改正と消費者金融の貸し渋りがあると言及しています。

消費者金融の貸し渋り?金融機関のパチンコ業界への貸し渋りではなく、消費者金融の貸し渋りを業界不況の原因と言及してるのです。つまりパチンコを遊技されるお客様が軍資金を消費者金融から借金をして賄っていた人がかなりの割合でいたと分析、その消費者金融がグレーゾーン金利などの問題が社会化したことで業績を落とし、今までより貸し出しの審査が厳しくなり、その影響がパチンコ業界にも影を落しているとの解説です。

なんとも複雑な心境です。パチンコは何かと叩かれる要素を持っている業界です。パチンコをするために借金をして・・・と言うのは自分も何度か耳した事のあるニュースです。この帝国データバンクの分析が本当ならパチンコ業界はもっとパチンコ依存症の問題やのめり込みを防ぐ自浄努力が必要です。たくさんの人を借金苦にして業界が繁栄するなんてあり得ません。

パチンコ屋は法に則った大人の大衆娯楽場です。しかしこの10年で台のギャンブル性が飛躍的に向上して、大衆娯楽とは言えない遊びになっていまいました。売上至上主義が招いた過ちがこんな形になって業界に跳ね返ってきました。

我が社もこのことを真摯に受け止め、お客様の為、そして業界の為に何ができるのか模索実行していきたいと思います。

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