アルドーレ代表 木村友彦が日頃、考えていることや思うことを独自の目線で語ります。

2007/04/21
仲間
今日は我が社の舞台裏のネタを書きます。

昨日、我が社の中間管理職の者が自分の逆鱗に触れて退職するか否かの選択を迫られました。我が社の中でも最も古参の社員なのですが、どうしても改善できない面があり本人も相当苦しんできたものと想像します。

詳細は割愛しますが、自分自身も彼を守っていく自信を喪失しつつあったので最悪の結果(退職)も予想していました。

しかし、そんな彼を救ったのは「仲間」でした。彼の直属の上司、そして昔から彼と一緒に働いてきた仲間が中心となって彼を叱り、励まし、そしてしっかり前を向かせてくれたようです。

そして今朝、店長が彼を引き連れて自分の前にやって来ました。そして・・・
「彼の事は自分が全責任を持って改善させてみせます。チャンスをください。」

仲間ってありがたいものです。店長の真剣な表情と言葉を聞いて自分にその提案を蹴る理由は無くなりました。さすが我が社の店長、そして仲間達、また退職の淵を彷徨っていた当人も真面目にやってきた人間だったからこそ、仲間が手を差し伸べてくれたのでしょう。

今回の件で店長の行動/言動を目の当たりにして、再認識したことがあります。それは上司たる者、部下を守れずして店舗を守れず、会社を守れずという事です。数値責任を持ってしまうと、どうしても部下よりも店舗の売上や会社の業績に目を奪われがちです。しかし、店舗の売上を作るのも人、会社の業績を向上させるのも人です。「人材育成」「教育プログラム」みたいな言葉や作業よりも「部下を守る」行動が店舗/会社を躍進させます。

業界に限らず、人材不足が叫ばれるご時世です。我が社の現状も人材不足は否めません。しかし、こんな社員達に恵まれているので我が社の人財はどこの会社にも負けません。これについては自分の最大の自慢材料です。



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