アルドーレ代表 木村友彦が日頃、考えていることや思うことを独自の目線で語ります。

2007/03/07
矛盾
先日、同業界の20歳代の若い後継者の方と食事をした時の話です。彼はこの業界に入って4年弱だそうです。もちろん、経営者は彼の親父で彼はその後継者です。自分がこの業界に足を踏み入れたのは約15年前、4年前と15年前では業界を取り巻く環境、そして時代背景が全く違います。

今、思い返してみれば自分が入社した頃は業界全盛の時代、マスコミで30兆円産業と騒がれていた頃です。自分自身、色んな失敗もありましたが、その失敗を糧にすれば取り返せる時代でした。そんな時代背景もあったでしょうし、親父である当社の会長は入社当時からある程度の決裁権を与えてくれる人であったのも、自分が成長できた要因だったと思います。

そんな時代とは違い、現在のパチンコ業界は完全に衰退産業へと陥り、少ないシェアを競合店と奪い合い、その争いから脱落した者は業界から消え去ることになります。
そのような劣悪な環境の中で、この業界に飛び込んできた若い後継者の方は本当に大変だと思います。1つの経営判断の間違い、1つの営業戦略の間違いで会社の経営に大きな影響を及ぼす時代です。その失敗を取り返すのは現状では至難の業です。

「今まで養ってもらった両親の為、そして自分の店で何十年も働いてくれてる社員とその家族の為にも、そして古くから来店してくれてる常連さんの為にも・・・」
こんなことを言っている若い後継者の話を聞くとなんとも複雑な心境に陥ります。

こんなブログで吼えていても意味がないのは重々承知しています。パチンコ業界に限らず、どんな業界にも理不尽なことがあることも理解してるつもりです。またホール側が襟を正さねばならないことが課題として残っていることも認識しています。

しかし・・・・・・・

例えば台メーカーの経営者にも本気で再考してもらいたい。
貴方達こそ業界から退席するべきです。自分達の既得権益を守り、横暴な販売方法で暴利とも言える収益を計上してる貴方のことです。平気で嘘をつける貴方のことです。
私達ホールは自由競争社会の中で熾烈な戦いをしています。横暴な営業だとお客様からソッポを向かれます。平気で嘘をつくとお客様からも取引先からも相手にされません。つまり退席を命じられるのです。

・・・ただのパチンコ屋の愚痴です。しかし、この矛盾に慣れてしまってる自分がいるのも確かです。もう一度
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