アルドーレ代表 木村友彦が日頃、考えていることや思うことを独自の目線で語ります。

2015/06/24
遊技台改革
ここ数年、新台の集客効果が激減しています。今年は慶次は少しマシでしたがガンダムにウルトラマンバトルは大ゴケ、その後もロクな新台はリリースされませんでした。海系機種と京楽系機種の失墜は歯止めがかかりません。これから年末にかけて予定されている新ルパンや新慶次や新牙狼がお客様に受け入れられるのか非常に不安です。

MAX規制が敷かれましたが、来年以降は遊技方法を抜本的に改革するような遊技台がリリースされない限り、もう新台による集客効果は限りなくゼロに近づくと思います。私が業界に入った20年前くらいまでは15万円前後だった遊技機価格が今や40万円を越えるまでに高騰しています。この20年で粗利益に対する遊技台購入費の比率は3倍以上に跳ね上がっています。粗利は過去と比較して激減しているにも関わらずです。

このままでは来年は全国のパチンコ軒数は1万軒を割り、ファン人口は800万人台まで減少してしまうでしょう。これは軒数でピーク時の50%、ファン人口では25%になるということです。ここまでくると衰退産業ではなく破綻寸前産業です。

ホール営業と遊技台は一蓮托生、台メーカーも行政との狭間で悪戦苦闘しているのでしょうが、そろそろ改革的な遊技台の開発を急いで欲しいところです。全国のホール経営は待ったなしの状態まできています。

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