アルドーレ代表 木村友彦が日頃、考えていることや思うことを独自の目線で語ります。

2014/09/24
最近思うこと
大阪で新規出店のあったエリアは必ず視察するようにしていますが、最近の特徴として「新規店の成功確率が低くなっている」という事を強く感じます。この1〜2年に限って言えば、地域一番店を獲得した新規店舗は皆無に近いように思います。大半が商圏内で中盤程度の位置、場合によっては新規店が最下位に沈んでいるケースも珍しくありません。

パチンコ店と言えばグランドオープンこそ最大の集客できる期間でしたが、今やそれは一ヶ月はおろか一週間ももたないケースがほとんどです。「店舗規模が地域最大級なら成功する」「賃貸物件の駅前店舗なら収支は合う」という定説も今や何の説得力も無くなりました。

最近思う次の特徴は新規店が苦戦している中で「善戦している古いタイプの店舗がある」という事です。特に駅前/商店街立地で稀にこのような店舗に遭遇することがあります。決して大型店でもなく、最新設備がある訳でもなく、大量に新台を購入している訳でもありません。しかし間違いなく経営が成り立つレベル以上のお客さんがいます。

この手のタイプの店舗はまず間違いなく海物語やジャグラーの支持率が高く、見た目の接客が飛び抜けて素晴らしい訳ではありませんが、よく観察するとお客様とスタッフの仲がとても良かったり、店舗は古いですがクレンリネスは最高レベルだったりします。そしてお店が地域のコミュニティになっています。

グランドオープンの信頼よりも長年築き上げた信頼を地域の高齢者は選択しているのでしょう。これこそ中小企業が育むべき人が創るブランド力なのかも知れません。

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