アルドーレ代表 木村友彦が日頃、考えていることや思うことを独自の目線で語ります。

2014/04/12
空堀商店街
弊社の社員さんと谷6の空堀商店街で食事をしました。実は過去にこの商店街でパチンコ店を運営していました。23年前に開業した当時の屋号はパーラーユートピア、途中でリニューアルして大栄遊劇場へ改称しました。開業当時から営業的に苦戦していた店舗で残念ながら7〜8年前に撤退しました。


自分が24歳のときに空堀店の業績向上を決意し、店舗近隣に1年弱ほど住んでいました。この街は中央区谷町という都会的な住所ですが、商店街近隣に住んでいる方は長年この土地に住み続けている庶民的な人ばかり、都会の中のコミュニティのような土地柄でした。当時は自分も若かったので近隣の商店主とよく口喧嘩になることがありましたが、その翌日には「専務!昨日は悪かったな!ところで結婚はいつするんや?」と声をかけられるようなお店でした。

撤退後は空堀商店街付近に訪れることはありましたが、じっくりと商店街を歩いたのは本当に久しぶりでした。画像は空堀店があった場所、今はマンションになっています。開業当時弊社が掘削した温泉も自販機で販売していました。常連さんが経営していた喫茶店や果物屋、魚屋さんなどがほとんど無くなっており、空堀商店街は隠れ家的なお洒落な飲食店が立ち並ぶ新しい街へと変化していました。

もう1つ吐露すると今から60年前、親戚が当時経営していた空堀商店街のパチンコ店に私の親父は勤めていました。親父のパチンコ業界の始まりが空堀商店街だったこともあり、23年前にこの土地でパチンコ店を開業することは親父にとっては万感の思いだったのでしょう。

私自身も空堀店やそのお客さんから多くのことを学ばせてもらいました。いつかはまたパチンコ店でなくても空堀商店街と縁を持てたら・・と思った一日でした。
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