アルドーレ代表 木村友彦が日頃、考えていることや思うことを独自の目線で語ります。

2016/08/23
多数決の難しさ
ある方と面談をしていて「多数決の難しさ」を感じました。多数決というと民主的で公平な感じもします。しかし異なった意見や主張の討論が充分行われた上での多数決でないと、実質的な正当性から外れてしまうこともあります。また多数決はその時の勇者の意見や弱者の意見に影響され易いという危険性もあります。


組織は基本的に全会一致のコンセンサスを得ることを目標とすべきです。「それが難しいのだ」と叱られそうですが、同じ組織で同じ理念を共有していれば大抵の場合は可能だと考えています。

協議内容によって多数決が望ましい場合もありますが、協議内容の質が重ければ重いほど最後はTOPの決断が大事です。仮に会社の存亡の危機に直面した時、社長が部下の多数決など採っているようでは、TOPの職責は果たせません。

組織のリーダーは決断できる人でなければなりません。そしてその決断には必ず責任が付きまといます。なんでも多数決に持ち込むリーダーは無責任といって良いでしょう。
<<前のコラム | 次のコラム>>
対談!meets ardore代表 木村友彦
文化・芸術など様々な分野で活躍するゲストを招いて対談。
お問い合せ
ご意見・ご感想はこちらまで
office@ardore.co.jp
コラム一覧
1976年11月
     
ARDORE ホームページ