アルドーレ代表 木村友彦が日頃、考えていることや思うことを独自の目線で語ります。

2013/12/28
ブルークさんへ企業訪問
時計のネット販売で日本一の業績を誇る青松社長率いる株式会社ブルークさんに企業訪問してきました。青松社長は大阪の金融機関で勤めた後、20代の若さで起業独立、最初は漫画喫茶の経営や漫画のネット販売業からスタート、その後時計のネット販売を始めてからは増収増益を連発、数年後には業界NO.1企業になられました。

そんな青松社長ですが全てが業績と同じく順風満帆だった訳ではなく、成功の裏には当然の如く逆境を乗り越えてきた歴史があります。画像の優しそうな笑顔とは別の厳しくて強い青松社長の一面を垣間見ることができました。

過去はトップダウン経営だった青松社長、現在は経営の大部分を権限移譲されボトムアップ経営に移行されているそうです。そのために必要なことは「適材適所」だそうです。

まずは自社の理念/ビジョンに共感できる適切な人財を採用することが重要、そして適切なポジションを与えること。成果を出せないスタッフには比較的早目の配置転換をされるそうです。同じ部署で苦手なことをやらせ続けるよりも、その社員の得意なことを引き出すための適材適所です。そして業績を上げることが喜びとなる人事評価システムの構築、成果を出す人が報われる適切な仕組みがあるからこそ人は頑張れる、そして数字だけではなくその数字がビジョンや理念に沿ったものであるかが大切です、と断言されていました。話の全ては「人」に関することばかりです。

一言でボトムアップ経営と言っても何の仕組みもない中でのその経営手法は業績に結び付かない、逆に飛躍的な業績向上に欠かせないのはトップダウン経営である、とも仰っていました。そして金融機関で勤められていただけに起業以降、決算書(数字)には特に拘りを持ち続けてきたそうです。数値目標をコミットメント(約束/宣言)する社風がブルークさんにはあります。これは目標達成能力の高い企業の特徴ですね。

久しぶりに自分とは違う経営手法の異業種の企業訪問をさせて頂き大変勉強になりました。やはり情報が自ら積極的に取るもの、中小企業の社長であればそれは大切な職責です。来年は30社以上の企業訪問を自らの目標としてコミットします!
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