2013/07/04
ダイナム大幅増益
ダイナムの2013年3月期の決算が発表されました。 内容を拝見すると売上は9291億円(日本の会計基準に変換した売上)、純利益は209億円、前期と比較して売上は微増、純利益は32%の大幅増益となっています。この純利益に匹敵する企業は京成電鉄や楽天、野村不動産などです。 業界売上NO.1のマルハン※2兆1400億円(@_@;) と比較すると売上では半分以下のダイナムですが、純利益では僅かですがマルハンを上回ります。過去から何かしら比較される大手2社ですが、今回の決算書の内容の違いが両社の経営方針や営業方針が明確に違うことを証明しています。 この大幅増益の理由として機械入替費で19億円、広告宣伝費で11億円、人件費で5億円、その他経費を含めて48億円の経費カットに成功したことが挙げられます。経費のカットは売上と違い、そのまま純利益に跳ね返るので大きいですね。 昨年香港証券取引所にパチンコ企業として初めて上場したダイナム、今後毎年40店舗ずつ出店して10年後には1000店舗でパチンコ業界の全国店舗シェア10%を狙うと豪語しています。これが本当に全国的な流れになったら10年後には大手30社で全国シェア50%くらいになるかも知れません。 10年後の中小零細パチンコ店の生き残る絶対条件は、BS経営に代表されるバランスシートの強化だと思います。弊社もまだまだPL中心の考え方しかできていませんが、今後は余分な資産は出来るだけ持たず、自己資本比率の強化を図る経営方針へとシフトさせていこうと思います。 |
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