アルドーレ代表 木村友彦が日頃、考えていることや思うことを独自の目線で語ります。

2013/06/15
過去は変えれる?

ある研修で「他人と過去は変えれない、変えれることができるのは自分と未来である」と教えられました。一般的にもよく言われている言葉ですし、私も全くその通りだと思います。しかし今回は少し違う教えをご教示頂き、大変感銘を受けたのでこのブログで紹介します。


「過去〜現在〜未来」、過去が現在を作り、現在が未来を作る。しかし現在を作る「過去」は自らの体験や脳に擦り込まれた記憶で既に作られてしまっています。ならば過去をより健全なものに変えることにより、より素晴らしい現在となり、より素晴らしい未来を作れるのではないか…

なんか、意味の分からないオカルトじみた話に聴こえるかも知れませんね。実は先週の日曜日から今日までの一週間、集中内観という研修を受けていました。この内観法とは吉本伊信氏(故人)が浄土真宗に古来から伝わる「見調べ」という修行を現代的に改良/簡素化し続け、今や宗教色を全く除去した科学的な心理療法として内観法は森田療法と並び世界でも有名です。

研修中は一切外部との接触を遮断、TVも読書もできません。朝5時半起床して夜9時までひたすら部屋にこもって内観し続けます。自らの人生を幾つかのパートに分け、まずはお母さんに「お世話になったこと」、「して返したこと」、「ご迷惑かけたこと」の3つのテーマで内観します。幼少の頃から現在まで調べたら次はお父さん、配偶者などに対象を変えていきます。

研修中は誰に何かを指示命令される訳でもなく、アドバイスや指南される訳もなく、一切の全てを自分自身で内観し、自己洞察し続けます。1時間に一度先生の面接がありますが、こちらが調べた結果を3〜5分程度でまとめて話すだけで、先生は原則聴くことだけに徹します。


私はこの一週間で人生観が変わったような気がします。今までもあらゆる自己啓発系の研修やメンタル系のセミナーも受講してきましたが、今回の集中内観研修は至上最高の体験となりました。この学びを持続させるためにもしばらく内観法なる自己洞察を今後も継続するつもりです。
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