アルドーレ代表 木村友彦が日頃、考えていることや思うことを独自の目線で語ります。

2013/04/12
アベノリスク?
ミレビジネスクラブの勉強会にて甲南大学の高龍秀教授による「今後の日本経済」というテーマの下、アベノミクスの政策や今後のリスクの話を聴かせて頂きました。アベノミクス効果は既に株価や為替に表れていますが、一つ間違えると株価が暴落する恐れ、また欧州危機や対中関係の悪化による日本経済への悪影響など先行きは決して楽観視できないと仰っていました。

高教授は「現在の株高や円安に浮かれてはならない」と私たち若手経営者に警鐘を鳴らされているように思えました。日本国民や企業も過去の土地バブルやITバブルの崩壊、リーマンショックの経験などで色々と学んでいるはず、過去の同じ轍だけは踏まないようにしないといけませんね。

高教授は「経営者は心は熱く大胆な行動が必要、しかし頭は常に冷静にリスク要因を分析することも大切」と仰っていました。まさしくその通りだと思いました。行動すべきところで行動できなかったり、冷静に判断せなばならない状況で想い入れや思い込みで判断してしまうと大抵の場合は経営の悪化に繋がります。このバランス感覚が経営者には必要です。
※自分自身、このバランス感覚に乏しい経営者です(^_^;)

今日の勉強会の感想で「景気の良いアベノミクスの話を聴けると思ったら、アベノリスクやったな」と表現されている方がいましたが、良い話の裏には必ずリスクが付きまとうものです。私自身も今日の学びを自社の経営に置き換え、我が社の今期の計画/方針の達成を実現したいと思います。
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