アルドーレ代表 木村友彦が日頃、考えていることや思うことを独自の目線で語ります。

2013/03/19
原点回帰
欧州キプロスの経済危機がユーロ全体を揺るがし、アメリカや日本の株価にも悪影響を及ぼしています。キプロスはトルコの南に浮かぶ島国で面積は鹿児島程度、人口は僅か87万人程度の小国です。経済危機の原因はギリシャ危機に端を発するようですが、ユーロに加盟し、ロシアとも深い関わりを持つだけに小国の経済危機が世界経済危機に直結/連鎖してしまうようです。

これって会社も同じような気がします。
会社や組織内には様々な問題があります。小さな問題だと軽視したり、問題の発見が遅れると後で取り返しのつかないことになることもしばしばです。昨今では同じ組織と言えども人と人の繋がりが薄くなったり、個人主義を主張されるケースも多くなりましたが、組織である以上必ずどこかで必ず連鎖し合い、良いことも悪いことも影響し合っています。

ある経営者の方が「業績が悪いからチームワークも悪くなる。業績さえ良くなればチームワークは勝手に向上するはずだ」と仰っていました。果たして本当にそうなのでしょうか?

そのような一面があるのは否定しませんが、業績が良くなることで向上するチームワークは弱くて脆いものだと思います。そんな偽物のチームワークでは良い業績も長続きせず、いつか必ず業績と共にチームワークも低下するはずです。逆に本物のチームワークとは業績が悪くなったり、大きな問題にブツかるほどに結束し、組織の絆を深めることのできる組織なのだと信じています。そんな組織なら多少のタイムラグはあっても業績向上すると思いませんか?

画像は東住吉店の仲間の模様です。手前どものことで恐縮ですが、この仲間の笑顔から現場のチームワークの高さを感じます。最近店舗に足を運んで感じることが、私が想っている以上に現場のチームワークは盤石であるということです。もちろん我が社にも解決せねばならない問題は山積しています。しかしこの仲間たちとなら必ず乗り越えれるように思うのです。

あとは会社の代表である私の更なる変革を実現すれば本物のチームワークは必ず構築できると確信しています。どんな組織も最初と最後はトップ次第です。トップが問題意識を持たなければ何も始まりませんし、トップが行動しない限りゴールにはたどり着けません。

今年のスローガンは「原点回帰〜仲間と共に〜」、アルドーレの真価を問う一年になるでしょう。
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