2013/01/25
正直者が損をする?
公立学校の教員が退職手当が減額される直前の1月末に駆け込み退職が殺到している件で、その教員たちに批判が集中しています。確かに担任を持っている教員も多数含まれているらしく、決して褒められる行動ではないとは思います。しかし、その施行を2月とした県議会の決議自体が問題の根源のような気がします。 この不況下の中、教員の方々の定年退職後の生活が保障されている訳ではありません。そんな中で損得勘定を考えて駆け込み退職を希望する方がいても全く不思議ではありません。そして一番残念なのは損得ではなく、3月の学期末まで責任を果たす決断をした教員の方々が報われない制度であることです。 社会の制度や会社のルールで「正直者が損をする」ことは往々にあるものです。制度やルールを作る側は出来るだけこのようなことが起きないことを想定した仕組み創りが必要ですね。我が社にもそんな傾向があるかも知れません。正直者が報われる社風を構築せねばなりません。 |
<<前のコラム |
次のコラム>>
|
|
|
|
|