今年も残すところ僅か、12月になり同業他社の新規オープンや大型リニューアルが相次いでいます。この数週間で新規出店または大型リニューアルを敢行した6〜7店舗の視察をしましたが、概ね順調のように思えました。もちろん新規オープンの初日や数日後の店舗視察なので当然と言えば当然ですが。
しかし問題はその新規出店/大型リニューアルした周辺店舗の稼働です。1〜2年前に新規出店した店舗が極端に稼働を落としていたり、少し前までは3〜4割稼働で踏ん張っていた店舗が1〜2割稼働の閑古鳥状態になっていたり…
この数ヶ月のマーケットの萎み方は半端ではありません。。
商圏にもよりますが5〜8店舗が密集する駅前では1店舗の勝ち組とその他大勢の負け組、3〜4店舗の駅前商圏だとオール負け組なんてのもあり得ます。稼働が良いのは商圏内で圧倒的な規模を持つ大型店か新規オープンして間もない店舗くらいかも知れません。
そして最近痛感するのは繁盛店の圧倒的な「ブランド力」です。この2〜3年で大阪府内にて5店舗以上の新規出店、もしくはそれに準じた大型リニューアルを果たした同業者は10社程度だと思います。この数年で新規出店をしている業者は大阪でも一握りです。その分インパクトが強く、上手くいけばブランド力は向上しますし、1000台クラスの出店が続くと揺るぎ無いブランド力を勝ち取ることができます。
例えばですが業界NO.1のマルハンさんのCMは和田アキ子であるように、ブランド力構築のために一流芸能人と契約している大手法人がたくさんあります。
中小零細企業に生き残る道はあるのか?
…必ずあると思います。まだ模索中ですが。。(^_^;)
とにかく大手や大型店と同じ土俵で喧嘩をしても勝てる訳がありません。中小零細、そして自社にしかできない隙間を探し、徹底的に磨き上げることで他社との差別化を図るしかありません。来年はアルドーレも新たな選択と集中にチャレンジする1年になりそうです。