アルドーレ代表 木村友彦が日頃、考えていることや思うことを独自の目線で語ります。

2012/07/04
尊敬されないのはどっち?
アップル社が中国での?Padの商標登録の問題で和解金6000万ドルを無名の中国企業に支払うことで合意したらしい。この中国企業は破綻寸前の会社、6000万ドルの和解金を手に入れても会社の再建は難しいとか。逆にアップルは年間で数兆円の利益を叩き出す会社、無用な戦いを続けるより6000万ドルをとっとと支払って早期決着するのが得策と判断したのでしょう。

中国の節操の無さは今に始まったことではありませんし、そのしたたかな外交は自国の国益を考えると全てを否定する気はありません。残念ながら私の祖国の韓国も中国に似た面は否めませんし。。(汗)

しかし中国のGDPは今や日本を抜いて世界第2位、企業で言えば急成長している増収増益の超優良企業です。個人的な考えですが、中国が貧しくて発展途上国だった時代なら多少の節操のない行動も許せる範囲なのかも知れません。しかし現在のような裕福な国家になったのなら「奪う」ばかりの思考ではなく「与えることのできる国家」にならないといつまで経っても世界から尊敬されません。今の中国は企業で言えば傲慢な拝金主義の悪徳企業のようなものです。


逆にその中国のGDPで抜かれた借金大国日本はと言うと…
ODAを通じて発展途上国に資金援助の名目で莫大なお金を融資し続けています。しかし返済できない(しない)国が多発しているらしく、この10年だけで日本は返済しない国に2兆円前後の債権放棄をしているらしいです。

借金大国で消費増税を行うか否かで大揉めしている日本は諸外国には大盤振る舞い?これってなんかおかしくないか??それって尊敬されるのか?


どちらが正しくて間違えているかは分かりませんが、企業として考えると日本も中国も正しい経営をしているようには見えないのは自分だけではないと思います。

<<前のコラム | 次のコラム>>
対談!meets ardore代表 木村友彦
文化・芸術など様々な分野で活躍するゲストを招いて対談。
お問い合せ
ご意見・ご感想はこちらまで
office@ardore.co.jp
コラム一覧
2013年01月
・19日 釜山へ
・07日 素直な心
     
ARDORE ホームページ