アルドーレ代表 木村友彦が日頃、考えていることや思うことを独自の目線で語ります。

2012/06/21
親孝行
「親孝行」、最近このテーマについて話す機会が歳のせいか増えてきました。いつまでもあると思うな親と金…と言いますよね。親子の関係が上手くいっているところもあれば、親との関係が修復不可能のような状態に陥っている親子もいるでしょう。親子だから揉めても仲直りできるものですし、親子だからこそ根深い問題に発展することもあるでしょう。

親孝行したいと思った時に親が生きていれば良いですが、大抵の場合は親が亡くなってから「あの時もっと親孝行しておけば・・」と思うものです。やはり親が生きているうちに悔いの残らない親孝行をしたいものです。


そのためにはまず「自分自身が幸せになること」
違う言い方をすると親に心配をかけないことかも知れません。これこそ私は最大の親孝行だと思ってます。親は子供の歳が幾つになっても子供のことが心配なものです。できるだけ親に心配をかけないためには自分自身が心豊かな人生を歩むことです。

そして親孝行に必要な子供の心構えは「親を許すこと」
人間誰にでも欠点や弱みがあるように親にだって欠点はあります。ある心理学の本で読みましたが、親の欠点を許せなくて苦しんだり、恨んだり、怒っている人がとても多いらしいです。それは親に対して子供はいつまでも完璧や包容力を求めているからだそうです。

でもそんな怒りも親の事情や苦労、またはその時代背景などを知ることで和らいでいくものです。また自分自身が子を持つ親の立場になって理解できることもあります。私たちはいつまでも子供ではありません。いつまでも親に要求するのではなく、子供も親に対して包容力を持ち、親の欠点や言動を許容する自らの器を磨き、親に与えることのできる成熟した大人にならねばなりません。

親に対して承認力や包容力を持てると「生まれてきてよかった」、「生んでくれてありがとう」と心の底から思えるようになるでしょう。逆に親を承認できない人はきっと自らも承認できないはず。それでは自己否定する人間になってしまいます。

親孝行は徳を積むことになります。本当の親孝行は親が子供を愛するように見返りを求めません。無償の愛だからこそ徳を積めるのだと思います。親が子供を愛する愛には勝れなくても、その欠片の愛でも親に与えることができれば親孝行だと思います。


まだ間に合う、大丈夫。自分に何が出来るか考えて
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