アルドーレ代表　木村友彦が日頃、考えていることや思うことを独自の目線で語ります。

オバマ大統領の広島訪問、賛否両論あると思いますが、広島へ来訪したオバマ大統領の勇気と信念、そしてそれを誠実に迎え入れた被爆者の器量と真心に感動しました。戦後７０年が経過しました。変えることのできない過去を憂うよりも、これからをどう生きるのか、という未来志向で今を精一杯生きることのほうが幸せになれるはず。

日本と中国や韓国との国家間紛争が絶えないのは、過去の負の体験を忘れられないからだと思います。自分にも捨て切れない過去の個人的な体験や想いがあります。捨ててしまえば楽なのに、冷静な判断とは別の心の奥の感情に支配され、なかなか過去を捨て切れないのが人間です。

自分は「捨てる」とは諦めるとか忘れるということではなく「許す」ことだと思います。相手を許すことが未来志向への架け橋です。・・と偉そうなことを言いながら、自分は許すのがとても苦手な人間です。いつかは許せる器量を身に付けたいものです。

1971年10月