アルドーレ代表 木村友彦が日頃、考えていることや思うことを独自の目線で語ります。

2012/04/24
実るほど頭を垂れる稲穂かな
本日は画像のフード・サービスチームの佐藤マネージャーと食材業者さん3社の試食会巡りをしました。
同じレトルト食品でもメーカーによって味も違いますし、仕入れ値ももちろん違います。また食材業者さんのちょっとした工夫によって同じ食材を使ったうどんでも味や見た目も随分と違ってくることに感心しました。

しかしもっと感心したことは…

各食材業者さんの私たちに対する接遇姿勢です。ある業者さんはお出迎え+お見送りに玄関に5〜6名、違う業者さんでは試食会にメーカーの方も含めて10人態勢で真摯に一生懸命に商品説明をしてくれたり…

私たちは経常的に遊技台や営業設備などで単一業者さんと毎月数百万円、時には数千万円の取引をしています。しかし今日の食材業者さんのような接遇を受けた記憶はあまりありません。

私はパチンコ業界に入った20歳代前半の頃、業界の先輩はもちろん、特に業界以外の方とお会いする時ほど意識して礼儀礼節を重んじました。それは「どうせパチンコ業界の人間は非常識なんだろ」というレッテルを拭いたかったからです。また若い頃は周囲に礼儀礼節を重んじる先輩だらけだったので自然とそれが身についたものです。

現在私は42歳、役職は代表取締役。
今日の食材業者さんの礼儀正しい姿勢を拝見して、頭を下げる謙虚さや入社当時の初心を忘れているような気がしました。またパチンコ業界もまだまだ成熟していない面が多々あるなぁと痛感しました。


「実るほど頭を垂れる稲穂かな」

人は偉くなるほど頭を下げるようにしなければならない。頭に乗るな、天狗になるな、自らを過信するなという意味ですね。昔は謙虚だったのに役職が付いた途端に態度が横柄になったり、社長になった途端に傲慢になる人もいます。まあそんな人ほど器が小さく、すぐにボロが出て長続きしないものです。

いつまでも謙虚な気持ちを持ち続けることのできる経営者でありたいものです。
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