アルドーレ代表 木村友彦が日頃、考えていることや思うことを独自の目線で語ります。

2011/04/27
親友の定義
ワタミグループ会長の渡邊美樹さんの著書「使う!論語」の中でおもしろい記述があったのでご紹介します。その内容を抜粋すると・・・

「20年来、30年来の友人がいるという人がいます。私はその人たちに『本当にその相手は友人なの』と問いたい。(中略)次のようなケースはどうでしょう。高校時代の友人のAさんとBさんが3年ぶりに再会することになりました。Aさんは久しぶりに会うBさんと『互いのプラスになる情報交換がしたい』と思っていました。ところがBさんの口をついて出てくることは学生時代の昔話か会社の愚痴のどちらかのみ。果たしてこれが友情でしょうか。夢を持って志を立てたなら1分1秒無駄にせず、自分を磨くことに時間を使いたい。あるいは価値観や志を同じくする人と切磋琢磨したい。厳しいことをあえて書いたのは、『〇〇年来の友人』という美辞麗句の裏側にも気づいて欲しいからです。」

これを読んでなるほどなぁと思いました。私にも定期的に会う30年来の親友がいます。何故彼と会うのか?それはやはりお互い刺激し合える関係が今でも続いているからです。お互いの夢や志に共感し、親友だからこそ助言やアドバイスをし合える関係だからです。考えてみれば彼と会った時は会社や夢の話ばかり永遠に何時間もしてますわ。(笑)

逆に昔の友人でも価値観の違いや志の相違で仕事や家庭の話ではなく、バカ話ばっかりしている時もあります。さすがに渡邊さんみたいにこのような関係を一切絶つことはできませんし、たまにはバカ話をできる友人も必要だと思いますが、それは真の友達=親友とは言えないかも知れませんね。

渡邊さん、都知事選は惜しくも破れましたが、経営者としてだけではなく、人間として素晴らしい方だと思いました。この本を私にくれた株式会社セオリーの佐藤太一さんに感謝です。
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