アルドーレ代表 木村友彦が日頃、考えていることや思うことを独自の目線で語ります。

2011/04/26
広まるバッシング
東京都の石原都知事の「パチンコやめちまえ」発言に始まり、各種団体からパチンコ業界へのバッシングが広がりを見せています。バッシングを受けている業界は私たちパチンコ業界だけではありませんが、パチンコ業界に籍を置く者として「やっぱりな・・・」というのが本音です。



そのどれもが今回の東日本大震災を受けて「節電」を切り口にした内容です。石原都知事のパチンコ業界の消費電力の発表数値は現実とは少し違うものですが、確かにパチンコ業界の電気使用量が膨大であるのは間違いありません。一部地域で営業を再開したパチンコホールに対して「不謹慎だ!」という方の声も真摯に受け止める必要があると思います。また一部パチンコ店の新聞折り込みの内容に不快感を覚えるものもありました。

しかしバッシングの根底にあるものは「在日韓国人/朝鮮人排除」「北朝鮮にまつわる様々な政治問題」、「脱税」や「不透明な換金問題」にあるような気がします。それらが節電という切り口でパチンコ業界への一斉攻撃と化しています。

自分は愚痴や言い訳を言いたいのではなく、また上記の問題を肯定している訳でもありません。これらのバッシングは私たちパチンコ業界が長年抱えてきた問題であり、またそれを解決することなく放置してきた問題です。バッシングされる度に「いつもの事、嵐が過ぎ去るまでジっとしておこう」ではいつまで経っても信用されない業種の烙印を押され続けます。

自分はパチンコ業界に入りたての頃、いつもこのような問題が起きる度にやるせない気持ちと屈辱感に苛まれました。一時は諦めの気持ちや開き直りとも思える思考になったこともありました。理不尽なバッシングや差別に対して怒りの感情を持ち、それをエネルギーに変えたこともありました。

でも私も41歳、自社では代表取締役の立場も仰せつかりました。この業界で約20年間お世話になり、この業界で育ち学んだ人間の一人です。これからは今までとは違う思考も持ち、業界人として様々なお叱りの言葉にも耳を傾け、問題を先送りにしたり、業界団体に責任転換することなく、未来の業界や業界人のためにも私のやれることを精一杯やっていく所存です。そしていつかは就職業種ランキングでパチンコ業界がトップランクに位置するようになったら最高ですね。ぱちんこ情熱リーグの運営もその一環です。
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