アルドーレ代表 木村友彦が日頃、考えていることや思うことを独自の目線で語ります。

2011/03/04
リスクヘッジ
皆さん、リスクヘッジはしていますか?

一口にリスクヘッジと言っても多岐に亘ります。今の時代、企業であればリスク管理をしっかりしていないと経営破綻に陥るケースもあります。個人であれば貯蓄自体が将来のリスクヘッジですし、生命保険や損害保険もそうですね。


・・・とエラそうなことを言いながら、自分はリスクヘッジの意識が低い人間です。もちろん経営者として、また人として最低限のモラルは持っているつもりなので、「何でも出たトコ勝負じゃ!」なんてことは思っていません。会社/個人でも最低限の保険は加入していますし、各種法令順守や経営計画を立案する時も必ず「最悪の事態」は想定した上でリスクマネジメントしています。


しかし、唯一嫌いなのが保険・・・
これが昔から性分的に気に入らないのです。おそらく我が社程度の企業規模から考えると保険でのリスクヘッジは少ないように思います。損害が発生した時のリスクを回避するために高額の保険料を払うのがバカバカしくなっちゃうのです。「経営者なら万が一の損害に備えて自己資本を蓄えとかんかい!」という理想主義的な偏った考え方をしているんですね。。


そんな自分だったのですが、もうすぐ41歳。人生の折り返し地点にはきていると思われ・・「万が一自分の身に何かあったら?」と考えるようになりました。会社は?社員さんは?取引先は?顧客は?そして家族はどうするのだろう?


もちろん自分に不慮の事態が発生しても、経営に問題の出ない仕組みや人材育成をするべきなのですが、そこは中小企業、そういう訳にもいきません。


そんな経緯から長割定期保険に加入しました。ある時期から返戻率が100%を超えるもので、経営者が死亡した場合に保険料が会社に支払われる商品です。下世話な話をすると私が早く死亡すればするほど会社の資金繰りは楽になるものです。(笑)


オーナー企業で社長が急死した途端に会社も破綻するというケースが稀にあります。永続企業を目指す自分にとって絶対避けなければならない最悪の事態です。


保険嫌いの自分でしたが、さすがに歳かな・・・今後も将来に向けたリスクヘッジは検討していこうと思います。

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