アルドーレ代表 木村友彦が日頃、考えていることや思うことを独自の目線で語ります。

2011/02/23
クラッチを合わせる
マニュアルミッションの車はクラッチがあります。変速する度にエンジン回転数を合わせ、クラッチ操作をしないとエンストしたりノッキング(ガクガク)を起こしスムーズな運転にならないことは皆さんご存知ですよね。

昨今は就職氷河期、大卒の内定率は60%を切っていると言われています。

しかしある記事を見ると昨年の新卒新社会人の50%が退職を考えているいう。理由は「希望の部署ではない」「ノルマが厳しい」「もっと自分に合う職業があるように思う」などらしい。

また就職氷河期で学生が「どんな会社でもいいから就職したい」「中小企業でもよい」と答えているのに対し、とある企業アンケートでは「慢性的な人手不足、夜勤や休日出勤があることを募集条件に掲載すると全く応募者が来ない」とも。

「ゆとり世代で育った現代の学生は競争に弱く、向上心がない」とかいうフレーズを企業の人事担当者から良く聞きます。

こんな記事を読むとどっちが良い悪いではなく、人と人との関係が薄れている、自分以外の価値観とクラッチを合わせることのできる人が少なくなっているように思います。

車と同じでエンジンの回転数に合わせ、的確なクラッチ操作をしないと車はスムーズに動かず、ギクシャクしたり最悪は部品を痛めていまい、取り返しのつかないことにもなります。

人として信念や拘りを持つのは大切ですが、度を超えるとそれはただのワガママでしかありません。人との関わりの中で常に相手とのクラッチを合わせれる人は幸せな人生を歩めているような気がします。

そう考えると自分自身もまだまだクラッチ操作が自己流で乱暴です。自分を磨くことでクラッチ操作を上達させるしかありませんね。

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