2010/03/22
懸命に生きる子どもたち
先日の第元観光さんの社員大会で講話された、日本アジアネットワーク代表の池間哲郎さんの著書「懸命に生きる子どもたち」を第元さんから頂いたので読みました。 私は今までボランティアには興味のない人間でした。ここ数年は地域や業界などに奉仕される方々と触れ合う機会が多くなり、社会貢献や地域貢献などにも多少は目を向けるようになってきましたが、「世界の恵まれない子供たちに」とか「貧しい国のために」とかのレベルまでいくと、「俺には関係ない、遠い他国のことを考えるより、身近な人のほうが大事である」と思い込んでいました。 その愚かで浅はかな考えはこの本を読むことで崩れました。 本の最後に著者である池間さんは3つのお願いをされています。 1つ目「知ることも大切なボランティア」 毎日貧しさのために多くの命が奪われている。ほとんどは罪のない子供たちである。 2つ目「少しだけ分ける」 皆さんの優しい心を少しだけ分けてください。100%の愛は要りません。1%だけでいいのです。少しだけ何かを我慢し、分ける心が大事です。 3つ目「最も大切なボランティアは自分自身が一生懸命に生きる」 彼らが可愛そうだから助けてあげてください、と訴えている訳ではありません。この子たちはどんなに苦しくても一生懸命生きています。その子どもたちから一生懸命生きることの大切さを学んで欲しいのです。一生懸命生きる人だから自分の命も他人の命も尊いと思います。真剣に生きる人だから相手の痛みや悲しみも胸に伝わってくるのです。 皆さま、ご一読ください。 |
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