アルドーレ代表 木村友彦が日頃、考えていることや思うことを独自の目線で語ります。

2010/01/26
経営問答塾第3講
昨日は昨年末から受講している、パナソニック終身客員の木野親之氏を講師とする経営問答塾の第3講でした。

今回も様々な学びと気づきがありました。「松下幸之助の経営は人間が主役、人間に光をあてる経営こそが企業永続の条件である」と教えて頂きました。5時間の講義の中で木野先生は「経営理念」という言葉を数え切れないほど使われます。如何に松下幸之助さんが理念を大切にしていたかが伺えます。

研修のモデレーターの日創研田舞代表からも興味深いお言葉がありました。
「経営者は理念が欲得とブツかる時に迷いが出るものである。創業の頃は欲得がやる気のアクセルとなり、崇高な理念は逆にブレーキとなってしまう、しかし理念が本物になってくると理念が己の使命感となり、やる気のアクセルとなってくるものである。理念が本物になるまでは経営者は迷うこともあるし、葛藤の連続です。しかしその葛藤は成長している証拠なのです。」

この言葉は私の腹に落ちました。学べば学ぶほど、成功者の話を聴けば聴くほどに「俺は理念に心の底から使命感を感じているのか?」という問いが出現します。その問いにブツかる度に葛藤が生じていました。

現在の我が社の企業理念が完成して3年弱、代表取締役に就任して2年弱、経営者としてはまだまだヨチヨチ歩きの赤ん坊のようなものです。※顔はおっさんですが
我が社の理念が本物になるにはまだ時間がかかります。諦めず我慢強く理念経営を推し進めることで、いずれは本物の理念になるのでしょう。
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