アルドーレ代表 木村友彦が日頃、考えていることや思うことを独自の目線で語ります。

2009/10/26
実践BS塾第3講
先日、実践BS塾の第3講に出席しました。
今回は美容業界の超優良企業の決算書と自社の決算書を比較分析し、自社の弱みや課題を発見していくセッションがありました。またその会社の代表者の方から会社の歩みや経営について意識していること、どんな仕組みを持っているのかをレクチャーして頂きました。

特に感銘を受けたのは「全員経営と輝くチーム創り」です。組織を業務別に班分けし、明確な数値目標と職責を与え、全員が経営社員として働くのが楽しい、働きたくなる会社を目指してきたと力説されていました。常にスタッフに光をあて、「学習する目標達成集団」を形成したとのことです。そしてその成果がキャリアパスや報酬とリンクする仕組みを持っておられます。

経営社員を育てるには数字(財務/業績)をオープンにしなければなりません。我が社も数字は過去から比較的オープンにしてきましたが、数字に対しての各人の目標と職責がある人間や役職に偏ったり、仕組みとして構築できていない面が多々あります。無論、オープンにするだけでは業績は向上しません。数字を創る教育が必要です。

塾長の木村会長より「経営とは言葉と数字である」と最後にご教示頂きました。経営には3つのメガネが必要あり、ビジョンを見る望遠鏡、BS/PLの両方を見る双眼鏡、CFを見る顕微鏡を持て、と。

数字だけでも会社は経営できませんし、ビジョンだけでも経営はできません。この両輪を持つこと、つまりBSビジョンを経営者は持たなければならない、と痛感した第3講でした。

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