2009/05/14
実践BS経営塾第2講
昨日は夕方からBS経営塾の第2講でした。テーマは「経営社員を育てよう」、経営社員とは能動的に仕事に取り組み、会社の理念やビジョンに沿った判断・行動をし、現場にいながら会社全体の損益やバランスを考える、つまり経営者の視点とスキルを持った社員さんであると定義し、そんな社員さんを育てる方法が木村会長の著書にもある「放牧経営」だと教えられました。 放牧経営については是非、画像の本をお読み下さい。木村会長の経験に基づいた経営社員の育成方法について分かりやすく言及されています。 塾長の木村会長は常々、「経営は変化対応業」と説かれ、企業(会社)は永続することが使命だが、その事業は変化対応していくものだと仰っています。木村会長自身がガス工事会社から始まり、環境の変化に対応しながらパチンコ店や飲食店、不動産業、そして現在の企業再生コンサルティングへと見事に事業を変化され躍進された実績をお持ちなので説得力があります。 お陰様で我が社の業績は良いのですが、中長期的な視点において事業の転換までいかずとも、別事業の立ち上げの必要性を感じていました。そこで昨日、木村会長に「事業の転換や別事業を立ち上げるタイミングはどう計るのか?例えばBSではどのような状況の時が適切なのか?」を直接質問してみました。 木村会長は即答で・・・ 「現在の業績が良いうちに別事業を検討すべき。悪くなってからでは別事業どころではない。パチンコとは関連しない事業を立ち上げなさい。パチンコ業界が窮地に立っても影響を受けないような事業です。貴方は業績が良いことで会社や社員さん、そして家族を弱くしている。その意味が分かるか?」と指南して頂きました。 とても深いお言葉でした。安泰や安定は人間を弱くしてしまう。常にチャレンジする姿勢と大きな壁にぶつかっていく情熱、失敗や逆境から得ることのできる学び、これを忘れてしまったら人間は温室育ちになってしまう、と解釈しました。 実践BS経営塾、数字だけの勉強ではなく、経営者としての人生観や心構えまでも学べる塾です。 |
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