アルドーレ代表 木村友彦が日頃、考えていることや思うことを独自の目線で語ります。

2009/05/03
経営の結果はプロセスにある
1月から参加している日創研の業績アップ6ヶ月特訓も後半戦に突入しました。前回の第4講ではポートフォリオ分析について学びました。経営の結果(業績)はプロセス(経過)にあると定義し、そのプロセスとは「何を攻め」「何を育て」「何を守り」「何を捨てる」のかの4分類から考察します。業績の悪い会社はこのプロセスが間違っていたり、ごちゃごちゃになっていたり、プロセス自体の意味が分かっていないのだという。

BS実践塾でも木村会長が提唱されている「経営は変化対応業」と考え方は同じで環境変化に対応できない企業はなくなる、時代が変わり、本来捨てなければならないものに執着していたり、育てなければいけないものを捨てている企業が意外と多いのです。

このポートフォリオを店舗や人材、商品などに分類して攻める、育てる、守る、捨てるに当てはめていくと店舗戦略や人材戦略、商品戦略などが明確になってきます。

このポートフォリオを作成する上で最も重要なことは「捨てる」に分類される事柄です。人生と同じで経営は捨てることがキーワードだと学びました。捨てるものがない限り、育てることも攻めることもできない、変革するためには捨てなければならないものが必ずあり、捨てる基準を持つことが必須であるようです。企業は捨てなければならないものを捨てきれず、肥大化して倒れるものです。それは妙なプライドや過去の成功体験、業界の常識なども含まれます。

今回のポートフォリオ分析で今まで以上に我が社の戦略が明確化されました。
「理念なき戦略は罪悪であり、戦略なき理念は戯言である」
理念と戦略の融合は企業の使命です。想いや情熱だけでは経営はできませんし、そろばんだけでも経営は成り立ちません。大変勉強になりました。
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