アルドーレ代表 木村友彦が日頃、考えていることや思うことを独自の目線で語ります。

2009/04/20
情は上から下に流れる
昨日、久々に会長(親父)と長い時間、話す機会がありました。親父の人生観や経営観、家族観などをご教示頂きました。

「情は上から下に流れる」
親が子を想う気持ちはとても深く崇高なものです。あくまで一般論ですが、どんなに子供が親のことを愛しても、親が子供を想う愛情には勝てません。そこには愛が無償か有償かの違いがあります。親は子供に対して愛情の見返りは求めませんが、子供は親に対してどうしても見返りを求めてしまうものです。

情は上から下に流れる、という意味は親の無償の愛情は子供に注ぎ込まれ、それを受けた子供はまた自分の子供に愛情を注ぐものである、それが子孫代々受け継がれていくことが幸せな家系なのだ、その流れは決して逆流はしない、川と一緒なんだ、と教えられました。

逆を言えば遥か遠い川上には自分のご先祖様がいるわけで、その先祖からの愛によって現在の自分は生きている、とも言えます。先祖を大切にしなけばならない意味がまた1つ分かったような気がしました。

親父は自分の人生の最大の成果は私や私の兄弟が、それぞれの子供たちに無償の愛を注いでいることある、それが自分の最大の喜びである、その流れを子孫代々止めてはいけない、と観音様のような顔で話してくれました。笑

これは会社経営にも言えることだと思います。私もついつい部下に見返りを求めてしまう人間です。親父の言葉に習った考え方のできる組織になったら強い組織になるでしょう。親父の言葉に大きな気づきを得ました。さすがは我が父親です。

この脈々の流れ続けている川の流れに逆らわない人生を生きていこうと思いました。


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