2008/12/15
MKタクシー
本日のニュースで京都の大手タクシー会社のMKがこの不況下の中、「2010年までに1万人を新規採用すると発表しました。MKタクシーと言えば昔から独創的な経営とサービスで「業界の風雲児」として知られ、タクシー業界の規制緩和のきっかけを作った会社で有名です。 今回の発表には、監督官庁である国土交通省の規制に対する抗議の意味合いもあったようです。 MKタクシーの革新的な経営やサービスには内外から賛否両論あります。強引な経営手法で訴訟に至っているケースもあるようです。 しかし、タクシー業界の既成概念を打ち破り、低運賃や運賃の多様化を巻き起こし、今まで疎かであった業界の接客の重要性を広く認知させたのはMKタクシーです。私も何度か乗ったことがありますが、運賃は安いし、運転手のマナーは今まで経験したことのない心地よいものでした。 MKタクシーはお客様の視点に立った経営をしていると思います。タクシー業界内では評判が悪いようですが、それは経営スキルや営業ノウハウの無い同業他社の戯言にしか聞こえません。 これってパチンコ業界を含めて他の業界にもよくあることです。あらゆる規制を全て撤廃したほうが良いとは思いませんし、必要最低限の規制は場合によってはお客様のためにもなることもあります。しかし経営努力を怠っていることを棚に上げ、己を規制によって守ろうとする企業、経営者は業界から撤退すべきと考えます。 色んな評価をされているMKタクシーですが、業界に風穴を開けたことは間違いありません。その裏には血の滲むような経営努力があるはずです。 |
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