アルドーレ代表 木村友彦が日頃、考えていることや思うことを独自の目線で語ります。

2008/11/21
パチンコ業界にも不況が波及?
リーマンブラザーズの破綻から始まった世界同時金融危機。日本も株価下落に地価下落、上場企業も減収減益、痛んだ金融機関は融資の蛇口を完全凍結、大手だけでなく中小企業は壊滅状態です。

パチンコ業界は数年前から業界危機に陥っていたので、今回のパニックがどのように業績に影響するのか不安でした。

その不安が現実のものとなってきています。秋口から業界関係者の間で「業績が悪い。御社では最近いかがですか?」という言葉を良く耳にしていました。9月は北斗の拳の導入により我が社の店舗は特別悪くはなかったのですが、10月〜11月とジリジリ業績が下降気味です。ダイコクのSISによる全国平均のデータを見ても今月はかなり稼動を落としています。

ガソリンの高騰、株価の下落、ボーナスのカットに賃金カット、お客様にもこの不況は大打撃を与えているはずです。個人が消費を抑える最初の手段は娯楽遊興費の削減と言われています。
「パチンコなんてやっている場合じゃない」
・・・というのがお客様の本音かも知れません。

こんな時にメーカーから発売されるのはギャンブル性の高いバトルスペックばかり。年明けにも話題のバトルスペックが数機種控えています。こんなことではお客様の財布が持つ訳がありません。さあ、知恵を絞らなければなりません。環境が変化した時、その変化についていけない企業は潰れてしまいます。

こんな時に政治を見ていると憤りを感じます。あいつらホントに危機感あるのか?給付金の問題でも二転三転して決断できない政治家に期待はできません。

来年はパチンコ業界にとっても生き残りをかけた正念場になるでしょう。
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