アルドーレ代表 木村友彦が日頃、考えていることや思うことを独自の目線で語ります。

2008/09/02
永続
皆さんは「企業の使命は?」と聞かれて、どうお答えになりますか? 利潤を追求する、理念を実現する、人材を育成する、など色んなご意見があると思います。またどれも正解だと思います。

先日、とある方に「企業の最大の使命は永続することである」と教えられました。それは30年や50年のスパンではなく、100年とかそれ以上のレベルです。また100年先の会社のビジョンをイメージすることも重要だと教えられました。

我が社の歴史は40年、私が平均寿命まで生きたとしても100年足らず。今から100年先のビジョンのイメージ? まだパチンコ業界ってあるのかな?

私は今まで「企業の永続」というものを考えたことがありませんでした。せいぜい、自分が60歳(20年先)くらいのイメージはしたことがありますが、それも妄想の範疇でビジョンなんてものは持っていません。

この方の教えを聞かせて頂いて、私はやっぱり自分のことしか考えていないんだなぁと反省しました。企業は永続することで社会や地域への役割を果たし、その企業にも企業文化なるものが芽生え、いずれは尊敬される企業となり得るのでしょう。たかだか自分の寿命程度の先しか考えられない経営者は真の経営者ではありません。同族経営の中小企業でも100年以上続く企業経営を目指さなければいけません。逆の言い方をすれば、短絡的な目先の利益ばかりを追っかけても企業は長続きしません。

最近では利益至上主義、株主至上主義の拝金主義が横行しています。カネ儲けが最優先される傾向が多いですね。ここ数年、日本を食い散らかしている外資系企業もそうですし、ライブドアや村上ファンドも拝金主義の急先鋒です。いかに短期的にカネを儲けるか、に躍起になっています。そこに社会に貢献するとか、人を育てるとかいう概念はありません。

企業の永続。考えさせられました。

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